Active Directory(AD)をメンテナンスする上で重要なことは、単にADの操作を覚えることではなく、その仕様を正しく理解した上で、如何に安全にメンテナンスを行うかです。
一方で、どれ程慎重に作業を行っても、メンテナンスに失敗は付き物です。問題が発生することを予め想定し、どのような影響が発生するかを事前に把握しておく必要があります。
本講座では、ADの関連システムやシングルポイントについて解説し、ADが停止した場合には、どのような影響が発生し得るのかについて解説しています。
上記を理解頂いた上で、具体的なメンテナンス手順をハンズオン形式で行います。ハンズオンでは、基本的な操作から実践的なメンテナンスのプロセスについても併せて解説しています。
また、信頼関係や委任、ロールバック処理などの理解が曖昧になりがちな専門用語についても実機を交えて説明しており、正しく理解して自身で判断して扱えるようになります。
※ハンズオン環境は、AWSに自動構築する仕組み(Cloud Formationのテンプレートファイル)を提供しますので、AWSに関するスキルが無くとも、容易にAWS上に評価環境を構築することができます。
コースの目次は以下となります。
セクション 1~4は座学、セクション5~7はハンズオン形式で実際に構築、メンテナンスを行います。
1. 紹介
2. Active Directory機能概要
3. Active Directory関連システム
4. AD冗長化とシングルポイント
5. Active Directory環境準備(ハンズオン)
6. ユーザメンテナンス(ハンズオン)
7. グループポリシーメンテナンス(ハンズオン)
8. お役立ちTips
注意事項
Active Directory環境の構築(Active Directory Domain Service のインストール、昇格、ドメイン参加)は自動で行いますので、手動での構築解説は行いません。メンテナンス作業のみがハンズオンの範囲となります。